真夏の夜ともなれば
ガガンボが 直立猿人連れ立ち
イルミネーションもとめて
わさわさと 札幌駅にやってくる

朗読「直立猿人」

2000.2.19東京にて (生前に本人の了解を得て掲載)
「ななおは、日本から現れた最初の真にコスモポリタンな詩人の一人である。
だが彼の思想とインスピレーションの源は、東洋や西洋よりも古い。そして新しい。
全くこのような味わいをもつ詩を、私は知らない。
情け深く、滑稽で、一見シンプルで、宇宙的で、徹底的に根源的で、自由な詩。
ななおの詩を靴の中に入れて、何マイルも歩かんことを!」 — ゲーリー・スナイダー

1923年鹿児島に生まれた詩人・ななおさかきは、住居を持たずに地球を家とし、日本と世界各地を放浪し続けた。アレン・ギンズバーグやゲーリー・スナイダーらビート詩人とともに活動し、60年代の日本のヒッピー運動「部族」にも参加。
2008年、85歳で亡くなった。
ナナオの声は今も僕らの深いところに残り続け、不思議な力を与えてくれる。

ナナオの詩集はスタジオリーフから 出ています